災害等でビルの電源が切れてしまった!
エレベーターがストップ!
大事な手術中に停電が!などなど。
日常には予期できないことが起こります。
一般ビル、病院、マンションには停電時にエンジンを起動して一定時間 非常時をしのぐための非常電源装置があります。
その電源としてバッテリーが使用されております。
肝心な時に使えないようでは困るので、定期点検し、日頃の保守が必要です。
また、消防法により使用年限がきまっておりますので、期限がきたら交換が必要です。
*取り扱い鉛蓄電池(期待寿命)

・HS電池   5〜7年
・HSE電池  5年
・MSE電池 7〜9年
・FVL電池  9〜14年


*取り扱いアルカリ蓄電池(期待寿命)

・AHH電池  12〜15年
・AMH電池   12〜15年
・AH電池   12〜15年

              など

*電池交換、施工の流れ (HS250E×54セル、HS700E×12ケ 国立市某病院工事)



1、交換時期の到来(ここの現場は10年で交換)
2、現場調査(電池の品名・数・設置方法・仮設
 の有無等)
3、バッテリー発注(この場合は納期1ヶ月)



・いよいよ、バッテリー交換作業日
病院なので、一時でも電源を落とせないため仮設電源を組み込む



・仮設電源の作動を確認したろころで、既設バッテリー撤去する



・工場より積んできた新電池をトラックよりおろす、ぶつけないよう細心の注意が必要



・ここの現場はトラックから電気室まで、1ヶ17Kgの電池54ヶを手作業で運ぶ。現場が1階だったので、よかった。
バッテリーを割らないよう気をつけながら、バッテリーの向き、プラス・マイナスの配列等に気を配りながら54ヶセットしていく。






・54ヶ並べ終わり配線取り付け完了する。
最後に電圧・比重を1つ1つ測定値を記録し、正常かどうか確認する。



・仮設電源を取り外す



・正常に作動されているかどうか最終確認作業を行う。





・廃電池はトラックに積まれ廃電池業者の元へ運ばれる。
廃電池は産業廃棄物として処分され、鉛はリサイクルされる。行程が全部終るとマニュフェストが発行される。



・終了後工事報告書を作成する。


2)触媒栓の販売・交換工事

蓄電池から発生した 水素ガスを触媒によって水として蓄電池内に還流するのが触媒栓です。
触媒栓の寿命は5年です。

左)ユアサ触媒栓  右)日立触媒栓
古河減液警報器

  触媒栓のみの販売また、触媒栓取り付け工事も承っております。


3)発電機の点検、オーバーホール

長く使用するために定期点検・メンテナンスが必要です。


発電機本体


エンジンのブラシ摩耗確認


4)非常放送用ニッカド組電池

自動火災報知器設備、及び非常警報設備に組み込まれている予備電源はニッケルカドニウムの組電池が使用されています。
バックアップ時間は経年とともに徐々に短くなり、いざというときに寿命がつきていたということにならないよう定期的な交換をお薦めします。
使用環境などによっても異なりますが、交換目安は5年です。






5)非常灯用バッテリーの販売交換工事

法令により、非常時の点灯時間、蓄電池の点検・報告をすることが定められています。





6)小型シール電池

横倒ししても液もれしないため、あらゆる機器に内臓されている。
6V1Aから12V70Aまであります。